メインヒロインの存在しないライトノベルが読みたい

ふと思いついたことを。
タイトル通り、メインヒロインのいないラノベが読みたい。
多くのライトノベルにはメインヒロインが存在する。ヒロインと呼べるキャラクターが1人しかいない作品やタイトルにヒロインの名前を冠しているような作品は言うに及ばず、複数のヒロイン候補が存在するラブコメ作品などにおいても1巻の序盤の展開や、極端なところ1巻の表紙絵を見れば「あぁ、この娘がメインなんだ」とわかるような物語的あるいはメタ的に出番や扱いが優遇されている特定のヒロインキャラが存在することが多い。たとえ最終的に誰ともくっつかない「うやむやエンド」に収束する作品でも形式上のメインヒロインは存在する場合が多い。
そういった作品ではなく、複数のヒロイン候補が存在するにもかかわらず、他のヒロインと差別化されたメインヒロインが存在しない、物語の展開や表紙イラストからもメインヒロインを推測することが出来ないような作品を読んでみたい。だからといってうやむやエンドにはならず、作中で主人公が恋心を抱き、特定のヒロインをしっかりと選び、主人公が選択を下すまでは読者もヒロインを特定できないような、ヒロイン候補たちが完全に平等な立場・条件の下たった一つのヒロインの座を奪い合うような物語が読みたい。
ただ、そういった作品構造にしてしまうと、ヒロインが確定した瞬間に選ばれなかったヒロイン候補たちのファンから壮大なブーイングが起きる気がする。けれど、そんな全てにおいて平等な条件での恋愛、ラブコメを描いた作品があってもいいと思う。というかもうそういう作品があったりするのだろうか?心当たりがある人教えてください。