おまもりひまり12

今回は的良みらん先生の『おまもりひまり12』の感想です。
いやぁ、ついに終わってしまいましたねおまもりひまり。この12巻の最初あたりから雑誌組から単行本組になったんですが、ひまりが闇堕ちしてそれを若殿が救うイベントが残っていただけなので内容に関しては大体が想像通り。まぁその前のくえす復活なんかも含め、この作品は本当に王道な展開なので、ストーリー面での意外性とかは全くもってありませんでしたが、それでもやっぱり王道には王道の良さがありますね。個人的には過去エントリーにも書いたようにひまり消滅エンドでも良かったんですが、まぁ7年も続いてきて流石にそりゃないですね。そういった鬱展開、バッドエンドはこの作品に求めるものじゃないですし。最後の妖怪どもとの朝チュンなんかもそこら辺の作品の雰囲気をしっかりと表しているのかなぁと。(いや、これは単にお色気作品としての側面かもしれませんが)
来年に画集があるとはいえ、一旦おまもりひまりという作品はこれで終わるわけですが、そうなると的良みらん先生の今後の動きが俄然気になってきますね。このまま一般向けに残留して新作を書くのか、それとも成人向けに舞い戻ってくるのか。個人的には各務森姉妹、というか緋牙刻の続編を書いて欲しいところ。おまひまではほぼモブに等しい扱いだったので、今度こそ一般でも成人向けでもどちらでもいいので緋牙刻の正統続編を!飛白とソフィアのコンビ復活を!あんな「俺たちの戦いはこれからだ」な終わり方じゃモヤモヤしたまんまですよ。
なんにせよ7年12巻も続いたおまもりひまりもこれにて終了。ドラゴンエイジを買ってまず最初に読む作品だっただけに寂しさもかなりありますが、綺麗に終わってくれて素直に嬉しく思います。的良みらん先生お疲れ様でした。