学戦都市アスタリスク

学戦都市アスタリスク 01.姫焔邂逅 (MF文庫J)

学戦都市アスタリスク 01.姫焔邂逅 (MF文庫J)

学戦都市アスタリスク 02 銀綺覚醒 (MF文庫J)

学戦都市アスタリスク 02 銀綺覚醒 (MF文庫J)

今回は三屋咲ゆう先生の『学戦都市アスタリスク』既刊2冊の感想です。まだ星刻やアリスベルの新刊全然読めてないんですよねぇ。ということで既に読み終えているこちらを先に。
星脈世代と呼ばれる今までの人類とは比べ物にならない高い身体能力を有した新人類の少年少女が集められた水上学園都市六花、通称“アスタリスク”。6つの学園のうちの1つ、星導館学園に特待生として転入してきた主人公・天霧綾斗は、優勝者の願いはなんでも叶えてもらえるという星武祭という大会に挑戦し、星辰力という力や煌式武装という武器を駆使し、優勝を目指す。
といった異能バトルを話の中心とした物語ではありますが、MF文庫Jということで当然ラブコメです。バトル側がメインとなってストーリーが進んでいくのは確かなんですが、2巻時点ではまだヒロイン達の紹介パート、プロローグ的な印象が強いです。強いヒロインが登場して色々あって主人公TUEEEってなるだけですからね。まぁ分かりやすくていいですよ。そのヒロイン達ですが、孤高のお姫様や腹黒生徒会長、無口系幼馴染、気弱な後輩と様々なタイプのヒロインが用意されています。今後は星導館学園以外の女の子も続々登場するでしょうし、読んでいれば1人くらいは気に入る子が出てくるだろうといった具合です。ちなみに私のお気に入りはアルルカント・アカデミーのエルネスタ。こういう自由奔放なキャラって好きです。ちょっと脇ヒロインっぽいのが残念ですが。
前述の通り、今のところは「主人公やさしい!強い!」ってことでどんどんフラグが立っていくだけですので、自分好みの女の子がいれば楽しめるかなといった感じの作品ですが、今月出る3巻以降大会の話や他校との話になっていって風呂敷が広がっていくでしょうから、ヒロインの可愛さだけに頼りきる作品にはならないんじゃないかと期待しています。主人公の姉についての謎も色々あるっぽいのでそこも気になるところ。バトル要素やイラストのokiura先生といった共通項から、オーバーラップ文庫に移籍したインフィニット・ストラトスの後釜といった位置付けなのではと考えてしまいますが、そういったあれこれを考えさせないくらいの面白さと独自性を発揮していって欲しいです。
ISといえばオーバーラップ版買ったけどこれも読めてないなぁ・・・。