デート・ア・ライブ６ 美九リリィ

限定版 デート・ア・ライブ 6 美九リリィ (グッズ付書籍)

今回は橘公司先生の『デート・ア・ライブ６　美九リリィ』の感想です。私の住んでいる地域では限定版は２日遅れでした。どうして発売日とは守られないものなのか・・・。
前回は八舞姉妹が登場し読者サービスイベントを交えながらの姉妹喧嘩に終始していましたが、今回はいつも通り新精霊攻略を主軸としながらも、遂にDEM社が本格的に動き始めて士道達に接触してくるなどそろそろ物語が大きく動き出してきました。いつも通りの１巻完結ではなく３巻時のような次回へ続く締めとなり、物語の規模も段々大きくなってきています。
新精霊・誘宵美九の攻略は、彼女が男嫌いということもあり士道が女装して彼女に接触し、デレさせて封印しようというもの。まぁ最初から予想できたことではありますが、結局はバレてしまい封印に失敗。そりゃ今まで散々ご都合的な綺麗事を並び立ててヒロイン達を攻略してきたのに美九だけ騙し続けるなんて事にはならないですよね。怒った美九の洗脳能力でヒロイン達殆どが美九の傀儡となってしまいましたが、こういう味方が敵側に操られるって展開なんか私好きですね。お約束というか王道というか。どうせ最終的に解除されるのが分かってるからでしょうかね。美九の件に関してはそんなに長引かせることはないでしょうしきっと次巻にでも解決されて元通りでしょう。どうでもいいですが美九って別に百合じゃなくて単なる男嫌いキャラですよねぇ。百合とはなにか違う気がする。
そして美九の洗脳から逃れた十香もDEMのエレンさんによって拉致されてしまいます。美九の問題と同時進行になってしまうので、こっちが後回しにされそうな気もしますが、折紙さんパワーアップイベントや真那の加入を考えれば同時進行も大丈夫なのかも？そもそもDEM社の真の目的もまだ分からないので楽しみな反面長いこと放置されるのはちょっとキツいですかね。メインヒロインポジの十香が関わる事件ですから大局的にはこちらがメインストーリーでしょうか。まぁ精霊をめぐるストーリーという意味ではどちらもメインですし、最後には１つに収束するでしょうけれど。
そんな感じで２つの問題が起きたまま次回へ！となった今巻ですが、遂に！遂に！！狂三がメインを張りそうな予感ですよ！今回は殆ど出てませんけど、次回は大活躍間違いなし！「大量の精霊の力を宿していない士道じゃないと意味がないから」とかツンデレ的なことを言って助けてくれるんでしょうか。敵との共闘って燃えますよね。もう７巻は狂三回で決まったも同然。あぁ楽しみだ、春よ早く来い。

内容には関係ないですが

限定版の箱の入れ方どうにかならなかったんですかね。箱の差込口側に文庫本が収められているせいでカバーは折れ曲がっているし、無理やり蓋を締めたのか箱の内側が破れている始末。フィギュアを差込口側にすれば問題なかったはずなのにこれは酷い。もう少し考えてください富士見書房。