緋弾のアリアXIII 反撃の九龍

緋弾のアリアXIII (MF文庫J)

緋弾のアリアXIII (MF文庫J)

今回は赤松中学先生の『緋弾のアリアXIII 反撃の九龍』の感想です。
猴のレーザービームによってジーサードがやられたところで終わった前回12巻。ジーサードの安否が心配でしょうがなかったんですが、いやぁ生きててよかった。緋弾のアリアで死人が出ることはないでしょうから杞憂なのは分かっていたんですが、それでもこのツンデレ弟が生きていたことは素直に嬉しいです。もうこれだけでこの巻の感想にしてもいいくらいなんですが、まぁもうちょい書きます。
武偵高に戻ってきたキンジは弟の仇を討つためにバスカービルの面々と香港へ向かい、武偵としてのヤル気も満々なんですが、実に見事にフラグを回収してくれますね。外国なんて大したことないと余裕をぶっこいているそばからスリにあうというお約束。普段やる気のない人が急にやる気になると危ないですよ。本人も言っている通り本当に戦闘以外はダメな人ですね。それでも現地で美少女2人とイチャコラしてるんですから流石というか、MFJらしいというか。というかまた増えたんですね女の子。これ以上増やしてちゃんと扱いきれるんでしょうかね、今回でもかなめ、ワトソン、ジャンヌ、中空知あたりはほぼ出番なしですし。表紙は当てになりませんね。
本筋というか戦闘のほうは、敵の人海戦術に通常状態のキンジが苦戦するも、敵の大量の女性陣によってヒステリアモードになり、孫悟空との戦闘に。孫がレーザービームを出そうかというところで次回へ続くとなり毎度の事ながら続きが非常に気になるのですが、あとがきによるとレーザーの攻略法を赤松先生もまだ思いついていないとか。でも赤松先生も言っているようにきっとヒスキンジがトンデモ技でなんとかしてくれますよきっと!それこそがこの作品の一番の醍醐味ですからね、期待してます赤松先生!
というわけで香港編上下巻の上巻に位置する13巻。発売前に期待していた諸々は殆どが14巻へと持ち越しとなってしまい早く続きが読みたくてたまらないのも毎度の事ですが、次に出るのは香港編下巻ではなく電撃文庫の新作とアニメBD特典をまとめた短篇集とのこと。電撃の方はアリアと同じ世界での物語らしく非常に興味深いですし、短篇集の方もBDを買っていない身としては非常にありがたいのですが、それよりもやはり出来るだけ早く続きを出して欲しい!短篇集が冬ということなのでそれ以降になるんでしょうか、長いですね・・・。