精霊使いの剣舞6&7

精霊使いの剣舞7 最強の剣舞姫 (MF文庫J)

精霊使いの剣舞7 最強の剣舞姫 (MF文庫J)

今回は志瑞祐先生の『精霊使いの剣舞』の6巻、7巻の感想です。
感想と言ってもですね、前回の5巻までの感想にも書いた通り「テンプレ以上でも以下でもない平均点的作品」というのがこの作品の私の中での位置づけですので、手に汗握る白熱のバトル展開!とか恋のレースの行方は如何に!?みたいなドキドキハラハラ感はこのシリーズからは感じられないんですよねぇ。この6,7巻でも<煉獄の使徒>メンバーからの攻撃を他チームの女の子たちと協力して攻略するといった展開が主ですので、想定外の展開といったものは皆無。<煉獄の使徒>リーダーの正体も元から分かりきっていましたし、敵との勝負の最後にカミトがレン・アッシュベルの剣技を使って俺TUEEEをするのも相変わらず、メインヒロインのクレアが覚醒しかかってたり、闇の精霊姫候補だなんだという話もテンプレです。もうここまで来るとクレアよりもエストやレスティアのほうが魅力的に描かれているような気がするのもギャルゲー、ハーレム系作品のお約束、テンプレを踏襲しているからではないのかと思ってしまうくらいですね。その手の作品ってなんで脇キャラのほうが魅力的なんでしょうね。
まぁそんな感じで相も変わらずお約束、テンプレで塗り固められた平均点、偏差値50な作品でしたが、それでもやはりこういったある意味安心して読める箸休め的な作品も購入ラインナップの中に入れておきたいと考えている私にとっては結構重要な作品だったりしますね。結局前回の感想と同じ事しか言ってないような気もしますが、私がこの作品に求めているのはまさしくそういった「期待も不安もない作品」ですので、多分今度出る新刊の感想記事を書いてもこんな感じになるでしょうね。まぁ次回は今回よりは深く内容に触れた感想に出来ればと思います。