マリオカート7

マリオカート7 - 3DS

マリオカート7 - 3DS

今回は『マリオカート7』の感想。久しぶりのゲーム感想カテゴリーです。
説明不要の超ビッグタイトル、3DSを持っているのに買わないなんて選択肢はないぜ!と意気込んで買ったわけなんですが、期待通りの鉄板作品でした。私個人は、最近のマリオカートシリーズについては友人に触らせてもらったことがある程度で、ちゃんとプレイしたと言えるのはN64マリオカートくらいだったのですが、今作のマリオカートも当時と比べれば表面的なところは色々と変わってはいますが、根底にあるものは何一つ変わっていないんだなと強く感じました。
当時と比べればキャラクターの数もコースの数も倍になりましたし、アイテムの種類も豊富になりました。水中を走ったり空を飛んだりといった新たなアクションも加わり、マシンもパーツ毎にカスタマイズできるようになるなど、15年の間に旧作との差別化を図るために加えられた要素はたくさんありますが、実際にプレイしてみると「マリオカートらしさ」は何一つ変わっていませんでした。誰でもすぐに馴染める操作性も、アイテムひとつで順位が変動するゆるさも、一緒にプレイする人が多ければ多いほど楽しめるパーティーゲームとしての性質も当時のままです。一番大事な部分はそのままで、その上に新要素を追加する。確かに色々加わったはずなのに、N64以来の私でさえそこまで新鮮さを感じないこの安心さが、マリオカートが鉄板作品である所以なのでしょう。制作陣も相当そこらへんは気にして作ったんじゃないかと勝手に思ってます。
個人的には64版と決定的に異なる点、ネット対戦機能が非常にありがたいです。本体が値下げされて普及数は増えてきているはずですが、所有者が身の周りにいなければ一緒ですからね。いつでもCPUでないプレイヤーと対戦できるというのは非常に楽しいですね。やはりこの手のゲームは人とやってこそですから。DSやWiiは持っていないのでネットを介してのマリオカートは初めてでしたが良いものですね。ネットとは本当に便利なものだ。
そんな感じで、誰でも安心して楽しめるゲームの代表的タイトルといってもいいマリオカート。今作もその安定感は文句なしで、本体を持っている人はもちろん、本体と一緒に買う価値も十分にあると断言できる作品だと思います。ひとりでもプレイヤーが増えて、オンライン対戦が賑わい長く遊べるゲームとなることを期待します。