星刻の竜騎士Ⅵ

星刻の竜騎士(6) (MF文庫J)

星刻の竜騎士(6) (MF文庫J)

今回は瑞智士記先生の『星刻の竜騎士Ⅵ』の感想です。
まず最初にひとつ。今回、いままで皆勤賞だった触手さんが登場しませんでした。遂に来るべき時が来た(?)みたいな感じです。そこにあることが当たり前となっているものが、ある日突然無くなってしまうことによる喪失感。全てのものは変化する。それは当然のことですが、それでもなお変わらないものがどれほど貴重なものか。さようなら、また逢う日まで
とまぁ戯言はこれくらいにして、今回は前回あとがきで書かれていた通りレベッカ回です。メインヒロイン勢と比べておとなしめでサブキャラポジションにおさまっていた会長が満を持して参戦。年上の余裕を武器にアッシュ争奪戦に殴り込みです。レベッカエーコも僕のものだとのたまっていた奴がいた気もしますが、最初から性別バレバレなので問題ありません。そんな細かいことが気にならないくらいに今回のレベッカは圧倒的でした。むしろそれくらいしか語ることがないんじゃないだろうか。
他のキャラについてあげるとすれば、ルッカが絶頂したり、酔っぱらったエーコが机の角でオ○ニーしたり、マックスがアシュリー(女装したアッシュ)に惚れたり・・・いつも以上にエロコメしてますね。なんともあざとい。アッシュの女装は存分に楽しまさせていただきましたけど。ただ、シルヴィアの出番があまりなかったのが残念ですね。もっと押していいんですよ姫様。
そんな感じで、なんか最後のほうにバトルがあった気がしますが大して話は進んでいない第6巻。バトルの決着は次巻に続くということですが、それよりも個人的には姫様サイドの盛り返しと、触手さんや「我が家の家訓パンチ」の復活を望んでしまうあたり、私がこの作品に求めているのは「お約束」的な要素なんだなぁと思ったりしました。瑞智先生そこらへん出来ればよろしくお願いします。