これはゾンビですか?8 はい、キスしてごめんなさい

これはゾンビですか?8 DVD付限定版 はい、キスしてごめんなさい

これはゾンビですか?8 DVD付限定版 はい、キスしてごめんなさい

今回は木村心一先生の『これはゾンビですか?8』の感想です。いやぁ、普通の書店で2月に予約して発売日に手に入らないなんて予想外でした。待たされるって辛いもんだ。
ネネさんの助力もあってクリス関連の話に区切りのついた7巻からの続きで同人誌即売会の話からのスタート。会場でヴィリエの女王リリア・リリスに出会ったことで物語が大きく動き出したわけなんですが、だいぶ本筋が進展しましたね。もう少し日常パートが続くのだと思っていましたが、というよりも続いて欲しかったというのが本音ですが。前半から中盤はサラスと友紀のイベントが中心でしたが、それも終盤のリリス戦での友紀覚醒や今後への伏線が全て持って行った印象です。友紀に宿る魔装兵器ヴィネグレットの真の用途やハルナの出自、そして大先生の真意などメインストーリーに関する記述盛りだくさんで大幅に物語が動き始めました。また、サラスや友紀に焦点が当たった分、メイン3人娘、特にセラの扱いが不遇になってきたかという感じもしますが、今の相川家のお母さんポジションって個人的には結構気に入ってたりします。弱くたっていいじゃない!あとユーの嫉妬描写、毎回毎回木村先生ありがとうございます。
あと今更書くことでもないでしょうけど、イラストのこぶいち・むりりん両先生の描くイラストは可愛らしくて素晴らしいの一言ですね。今回のカラーイラストは特に破壊力が大きかったように思います。あとカバー裏の木村先生の書き下ろし3人娘。意表を突かれましたよ、えぇ。
8巻最後の文からも、今後は女王との非日常・戦闘パートとハルナ関連の話がメインとなっていくことが予想出来ますが、できれば歩が望む(そして私も望む)日常パートもしっかり描かれるとうれしいなぁと思ったりします。キスもしたことだし女王もハーレムに!なんて淡い期待も、あのキャラじゃ無理でしょうかねぇ。なんにせよ次巻が楽しみです。