超個人的良作アニメ

某巨大掲示板なんかを見ていると「覇権」や「オワコン」といった単語を目にすることがあります。まぁ正直これらの単語は好きじゃないんですが、そういった話が出るというのはその作品が注目されているからでしょうし、アニメなどの作品の人気をはかるのにはDVD・BDの売り上げを参考にするというのが一番手っ取り早いんでしょう。物事をランク付けすることが時に不毛なことでも楽しかったりするのは分かります。しかしランキング上位に入っていないから、人気がないからといって作品自体がつまらないわけではないことも多々あります。まぁなにが言いたいかというと、私が好きだったアニメが話題に上がる機会が少なく寂しいわけですよ!というわけで私の好きなアニメを挙げていこうなんていうブログの趣旨とはかけ離れたエントリーです。


EMOTION the Best sola DVD-BOX

EMOTION the Best sola DVD-BOX

まず1本目、『sola』です。後半の依人の正体やバトルといった急展開も好きですが、この作品で最も素晴らしいのは日常パートの雰囲気。特に久弥直樹自らが脚本を担当した第4話の蒼乃とこよりのやり取りには心奪われました。この作品、公式ページにも主人公は依人だと書いてありますが、私は蒼乃姉さんがこの物語の主人公だと思っています。蒼乃主人公のアフターでも本編の焼き直しでもなんでもいいですからゲーム化してください久弥先生お願いします。

双恋 DVD-BOX I SAKURAZUKI

双恋 DVD-BOX I SAKURAZUKI

2本目、『双恋』です。おそらく世間では『フタコイオルタナティブ』のほうが人気があるんでしょうが、私はこっち。ベタベタな古典的展開は安心して見ていられますし、11話みたいな修羅場も大好物です。なにより一条姉妹がメインなのが良い!ただ最後の「今は恋愛より受験勉強だぜ!(意訳)」はどうかと思いましたが。

らぶドル STAGE 1 限定版 [DVD]

らぶドル STAGE 1 限定版 [DVD]

3本目は『らぶドル〜Lovely Idol〜』。西又絵完全再現や第1話のライブパートでネタ的な意味で話題になったりしましたが、この作品は3話以降が本番。らぶドル3期生たちの成長と絆がとてもうまく描かれていて、それぞれのキャラの魅力が十二分に表現されています。アイドルアニメとして一押し。当時『夜明け前より瑠璃色な』の出来に絶望していた私の心を癒してくれた作品でもあります。どうでもいいですが、どう考えてもOPとEDは逆だろう。

4本目、『吉永さん家のガーゴイル』。正直このアニメは日曜朝や平日夕方にやるべき内容です。深夜放送にせざるを得ない事情があったのでしょうが、これこそ子供に見てもらいたい暖かい作品。最終回がメ〜テレでは1時間放送であることに気付かずに13話を録画し損ねて、友人にビデオを貸してくれと頼んだのをよく覚えています。

ときめきメモリアル OnlyLove DVD Vol.1 初回限定版

ときめきメモリアル OnlyLove DVD Vol.1 初回限定版

5本目、『ときめきメモリアル Only Love』。有名シリーズのオンラインゲームのアニメ化作品ですが、ときメモの名に恥じない青春学園モノとなっています。水奈の健気な所が良かったですね。あと椎名あやめが当時お気に入りでした。コナミさん、ときメモ5はまだですか?

6本目は『ななついろドロップス』。PCゲーム原作とは思えない少女漫画的展開で、見てるこっちが恥ずかしくなってくる内容です。だがそれが良い。ハルくんとすももの初々しさといったらもう!ゲーム原作アニメではかなり出来のいい方。この作品が好きな人は製作スタッフが同じの『ジュエルペットてぃんくる』もオススメ。

ケメコデラックス!1(初回限定版) [Blu-ray]

ケメコデラックス!1(初回限定版) [Blu-ray]

7本目、『ケメコデラックス!』です。原作漫画を高品質かつ忠実に再現した良作で、最終回EDでは2期への繋ぎもしっかり行っていたにもかかわらず、DVD・BDの売り上げ低迷と製作スタジオの事実上の消滅などがあり続編が絶望的となってしまった不遇の作品。帯に書かれた「アニメの続きは漫画で嫁(よめ)!!」の文字と、最終回EDに登場した神代ユキナが表紙を飾った原作6巻は未だに見ると悲しくなります。

最後は『よくわかる現代魔法』。ストーリーの起伏がほとんど感じられない作品でしたが、古賀誠さんのキャラデザと山下敏成さんのオープニング目当てに見ていたらいつの間にかハマっていた作品。原作はまだ読んでいないので挑戦してみようかなんて思っています。NOMADには『sola』もこのクオリティーで作ってほしかった。

まだまだ好きな作品はありますが、とりあえずはこんなところで。ラノベにしろアニメにしろ、心に残る作品、いつまでもお気に入りであり続ける作品に一つでも多く出会いたいものです。