これはゾンビですか?7 はーい、眠れるチチです

これはゾンビですか?7  はーい、眠れるチチです (富士見ファンタジア文庫)

これはゾンビですか?7 はーい、眠れるチチです (富士見ファンタジア文庫)

今日の感想は木村心一先生の『これはゾンビですか?7』です。アニメに合わせての新刊ということで乗せられていると分かっていてもいつも以上に楽しみにしてました。
前巻が短編集だったからかもしれませんが、やっぱり少しでもストーリーが進むのはいいですね、わくわくします。4巻以降のメインだったクリス関連の話にも一定の区切りがついて、次巻では遂にヴィリエの女王が登場するようで、次の敵は女王なのかそれともハーレム要員が増えるだけなのかと今から楽しみです。あとセブンスアビスメンバーで現在未登場の冥界の王とメガロシステム構築者2人が今後登場するかも気になるところ。
とまあ、ストーリー面も進展を見せ嬉しい限りなんですが、やっぱりこの作品の一番の売りはキャラクターですよ。今回は三原とサラスの交流があったりと今までにないパターンでキャラクターを掘り下げていたのが印象的でした。もちろん今回もメイン4人の家族の絆の描写もしっかりありましたし、家に帰ってこない歩を待ち焦がれるハルナや嫉妬するセラ、ユーなんかもあって大変よろしゅうございました。特に前回の感想で書いたユーの嫉妬描写があって、もう木村先生ありがとうございます。『ちなみに 私は 枠外だから』と机を何度も叩くユーにはやられました。
前回も言った通り決して文章が上手いとかではないんですが、イラストも相まってキャラクター小説としては一番のお気に入りです。新キャラ追加もうれしいですが、出来れば既存のキャラの描写をより深く行ってもらいたいです。次の8巻は6月だそうですが、限定版3800円ですか…どうしましょうかね…。締切3月3日ってアニメ最終回まで待ってくれないんですね。まだ2話だけでは判断できない。