これはゾンビですか?7 はーい、眠れるチチです
これはゾンビですか?7 はーい、眠れるチチです (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 木村 心一,こぶいちむりりん
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/01/20
- メディア: 文庫
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前巻が短編集だったからかもしれませんが、やっぱり少しでもストーリーが進むのはいいですね、わくわくします。4巻以降のメインだったクリス関連の話にも一定の区切りがついて、次巻では遂にヴィリエの女王が登場するようで、次の敵は女王なのかそれともハーレム要員が増えるだけなのかと今から楽しみです。あとセブンスアビスメンバーで現在未登場の冥界の王とメガロシステム構築者2人が今後登場するかも気になるところ。
とまあ、ストーリー面も進展を見せ嬉しい限りなんですが、やっぱりこの作品の一番の売りはキャラクターですよ。今回は三原とサラスの交流があったりと今までにないパターンでキャラクターを掘り下げていたのが印象的でした。もちろん今回もメイン4人の家族の絆の描写もしっかりありましたし、家に帰ってこない歩を待ち焦がれるハルナや嫉妬するセラ、ユーなんかもあって大変よろしゅうございました。特に前回の感想で書いたユーの嫉妬描写があって、もう木村先生ありがとうございます。『ちなみに 私は 枠外だから』と机を何度も叩くユーにはやられました。
前回も言った通り決して文章が上手いとかではないんですが、イラストも相まってキャラクター小説としては一番のお気に入りです。新キャラ追加もうれしいですが、出来れば既存のキャラの描写をより深く行ってもらいたいです。次の8巻は6月だそうですが、限定版3800円ですか…どうしましょうかね…。締切3月3日ってアニメ最終回まで待ってくれないんですね。まだ2話だけでは判断できない。