星刻の竜騎士2

星刻の竜騎士(2) (MFコミックス アライブシリーズ)

星刻の竜騎士(2) (MFコミックス アライブシリーズ)

今回はRAN先生の『星刻の竜騎士2』の感想です。
瑞智士記先生のライトノベルのコミカライズ第2巻で、6話から10話を収録。原作での1巻終盤から2巻前半までで、シルヴィアの姉・ヴェロニカがアンサリヴァンに来るところあたりまでです。1巻同様の高クオリティな作画は文句なしで、原作組としてもほぼ違和感なく読んでいけます。ヴェロニカは原作絵ではもう少しロリっぽくなかったかとも思いましたが、本編描写的にはこちらのほうがむしろ近いですかね。1,2巻なんて読んだのはだいぶ前になるのでしっかりと内容は覚えていなかったんですが、こうやって視覚的に記憶を掘り起こすことができるのはとても有り難いです。原作をもう一度読むのに比べればかなり労力を削減できます。まぁ瑞智先生の文を読むときに労力なんて考えたりしてませんけど。
そしてエロ方面でも相変わらずですね。というか1巻終盤は遣竜工房でエーコがずっと裸なんで肌色比率が必然的に高くなってしまうわけなんですが、こうも視覚的に明示されると「原作ってこんなエロ押しだったっけか?」とふと疑問に思ったりもしましたが、コードネームが触手の時点でその手の要素も多分に含まれていましたし激しく今更ですね。この2巻では触手の出番はそれほどでもないですけれど。(その分とらのあなの特典で頑張ってました。)
というわけで1巻同様コミカライズとしては非常に好印象な作品です。この辺りからシルヴィアがメインの話が展開されるのでシルヴィア派としては今後が非常に楽しみですが、このコミカライズってどこらへんまでするんでしょうかね。区切りをつけるなら5巻あたりでしょうか。出来れば原作が終わるまで追いかけて欲しいですが、さすがに無理でしょうかね。ただ、そうしてほしいと思わせてくれるほどによく出来たコミカライズだと思います。