AKB49 恋愛禁止条例(7)

AKB49~恋愛禁止条例~(7) (講談社コミックス)

AKB49~恋愛禁止条例~(7) (講談社コミックス)

今回は宮島礼吏先生の『AKB49 恋愛禁止条例(7)』の感想です。リアルで色々忙しくて更新できない間にも色々と感想を書きたい漫画があったりアリアの続きが溜まってたりしますが、なんにせよ時間がない!この時期はだれもが忙しいんでしょうけどね。
CDデビューが決まった研修生3人組。しかしその決定が研修生たちの間に亀裂を生じさせる。自分たちが選ばれなかったことへの嫉妬、僻み。そんな感情を向けられてみのりや寛子の決意も揺らぐが、春子の企てた前田敦子からの叱咤激励により3人は決意を新たにするのだった。
というのが7巻前半の内容。そうですね、やはり人間ですし嫉妬もします。努力が結果に結びつかなかったことへの悔しさ、3人に置いて行かれる焦りもあるでしょう。物語としては3人がメインなので、彼女らのサクセスストーリーとなるのでしょうけど、その裏には道半ばで振り落とされる仲間たちがいるということ、そしてそれを認識して仲間の想いと共に決意を新たにするという描写がなされたのは良かったです。Xデーライブに成功してデビューも決まってと綺麗な話ばかりでは決して無いということが示されたことでみのりたちも立場がより一層引き立ったように思えます。ただ、決意の表れなのは重々承知なのですが、吉永さんの断髪はちょっと衝撃的でした。中学時代のロングが良いと散々言っていた私の好みに見事に反逆してきましたね。そしてここで吉永さんメイン回も一旦区切り。次はいつヒロインらしいことをしてくれるのやら。
後半はデビューCD13万枚完売のノルマ発表とオンボロレコード会社への配属の話。ノルマに関しては1万円公演と似たような展開ですし、底辺会社からのスタートというのもまぁよくある展開ですが、そこからの努力→逆転大勝利!という流れはやっぱり燃えるので、こういう舞台が用意されるのは驚きはないものの今後の見せ場に期待させられますね。AKBが工事現場で肉体労働をするという展開のリアリティ云々については突っ込まないでおきましょう。
そんな感じで、芸能界の表舞台を目指して第一歩を踏み出したみのりたちの前には難題山積という第7巻。今後一層アイドルの表の面と裏の面の双方が顕著に描かれていくことでしょう。難題を突破しより一層輝くGEKOKU嬢を期待します。
それにしても、やっぱり吉永さんはロングが良かったなぁ…。