これはゾンビですか?9 はい、祝(呪)いに来ました♥

今回は木村心一先生の『これはゾンビですか?9 はい、祝(呪)いに来ました♥』の感想です。
8巻から5ヶ月経って内容を忘れていたのでその時の感想を読み直しました。女王と戦ったんでしたね。まぁ今回の内容は殆どそれとは関係のない、過去にドラマガに掲載された短編を収録したものとなっています。しかし、ただ短編を寄せ集めただけというわけではなく、短編ごとの合間やプロローグ・エピローグに書きおろしが追加されているんですが、エピローグが完全に本筋に絡んできます。
で、そのエピローグの内容ですが、今巻のタイトルそのまんまなんですが・・・おい、ちょっとまて!歩に関する記憶が他の人達から消え去る!?まぁ、確かに歩にとって最もキツい呪いであることは間違いないでしょう。ここ最近やたらと歩が日常が続くことの幸せについて語っていましたから、なるべくしてなったという感じではあります。また、ハルナだけが歩のことを覚えているという設定も物語的には許容出来ると言うか大体予想通り。ポジション的には間違いなくメインヒロインですから。しかし!しかしですよ!!ユーが歩のことを忘れてしまったらユーが嫉妬しないじゃないかぁ!・・・いや、これは今回のサラスと同じく、記憶はないが体と心が覚えていて、無意識のうちに嫉妬してしまうという中々においしいイベントを書くための布石なのではないか?そうか、そういうことか中々やるな木村先生、流石です。
正直次巻でユーの扱いがどうなるのか不安でしょうがないですが、なんかセラもデレていることですし、きっとユーもいつもとは違った可愛らしさを見せてくれるに違いない。私は木村先生を信じます。短編の内容についてはドラマガ掲載時に一回読んでいたので特にどうということもないですかね。まぁ強いて言えばいつも通りユーが可愛くて織戸がキモいというくらいです。