デート・ア・ライブ2 四糸乃パペット

デート・ア・ライブ(2)四糸乃パペット (富士見ファンタジア文庫)

デート・ア・ライブ(2)四糸乃パペット (富士見ファンタジア文庫)

今回は橘公司先生の『デート・ア・ライブ2 四糸乃パペット』の感想です。早くもコミカライズ決定だそうです。すごいプッシュっぷりですね富士見書房さん。詳細は後日だそうですが、ドラゴンエイジでの連載を心より希望します。
さて、今回は表紙絵にもなっている第2の精霊・四糸乃を救う話です。極度の引っ込み思案で、自分が傷つくのも他人が傷つくのも大嫌いという非常に優しい心を持っているのに、精霊であるというだけで世界から狙われる四糸乃を、一人の女の子として士道が救うというのが主題。それと並行して、士道と四糸乃に焼きもちを焼いてしまう自分の感情に戸惑いを見せる十香も描かれています。はい、ものすごく王道です。橘公司が何のサプライズもない王道ラブコメを書いている!?と、カルマ読者からしたら大人しすぎやしないかと思ってしまうほど話の流れが予想できる展開でした。いやぁ、なんというか売れ線ですね。まぁそういった王道には大多数を惹きつけるだけの要素があるからこそそう呼ばれるのであって、私も例にもれず楽しませてもらいました。安心して読めるということは大事ですよ。
今回四糸乃がストーリー、十香がラブコメ担当だったのに対して、折紙の扱いはこれで良かったんですかねぇ。良かったんでしょうね、鳶一ですから。一応、過去の精霊との因縁の話もちゃんとあったりして、そこから主人公の正体なんかに話が進んでいきそうではあるんですが、、結局のところはネタ要員なんでしょうね、鳶一ですから。しかし、催涙ガスに赤外線、自動追尾歩哨銃、ジャミングにトリモチってどんな家ですか折紙さん。
そんな感じで今回もベタベタで、カルマのようなはっちゃけっぷりもない大人しい展開でした。しかし、5年前の折紙の親の仇の精霊と士道の能力が同じ焔だったり、最後には士道の妹ではないかという新キャラ・崇宮真那が登場したりと新たな伏線も用意してありますし、大きく物語が動き出すのは次巻以降でしょうかね。3巻では今までと違い悪い精霊が登場するとのことですので、今後の展開に期待します。しかし、カルマ8巻よりデート3巻のほうが早いというのはやはり富士見書房の意向なんでしょうかね。
さて、本編とは全く関係ないんですが、ブックレットプレゼントって複数応募可能なんですね。特典目当てで複数買うことができれば複数口応募できるんでしょうけど、地理的に特典買い出来るような場所に住んでないので、無難に1口しか出せそうにないんですよね。特典買いしに行ってたら交通費分だけで4,5冊買えますよ。なんで応募者全員サービスとかにしてくれなかったんですか。頼む当たってくれ!