プラナス・ガール3
- 作者: 松本トモキ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2010/11/22
- メディア: コミック
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今日は漫画の感想を。松本トモキ先生の『プラナス・ガール3』です。
最近流行りの男の娘漫画です。基本的には主人公・槙と、女にしか見えない自称男・絆とのイチャイチャな日常が延々と描かれるだけという作品ですが、この3巻ももちろんそのままです。
槙の中学時代の同級生・紫苑が登場した2巻と違い、物語に大した進展はありません。まぁ絆に一目ぼれしたとかいうキャラが出てきて槙が絆との接し方について考えたりもしてますが、結論は先延ばしにして結局何も変わってません。
でもこの作品はそれでいいと思いますよ。槙が男だと分かっていながらも絆の言動にドギマギし振り回される展開こそがこの作品の売りだと思っているので、二人の関係に決着を着ける必要もないでしょうし、今のままダラダラとラブコメを続けていってうやむやエンドでいいと思います。そういうわけでこの3巻にも私はとても満足しています。
でも懸念事項が1つ。それは未だに絆=男という確証がないということ。上で書いたように私はうやむやエンドでもいいと思っているので別にそこをエンディングまでに明確にしてくれとは思っていませんが、「実は絆は女だった」なんて展開だけは勘弁してもらいたい。そんなことになったらジャンルは違いますが『天秤は花と遊ぶ』(著:卯花つかさ)という作品のエンディングに経験して以来の絶望が待ってますよ。まぁここまで男の娘作品であることをプッシュしてるんですから大丈夫だとは思いますがね…。