緋弾のアリアⅢ 蜂蜜色の罠

今回は赤松中学先生の『緋弾のアリアⅢ 蜂蜜色の罠』の感想です。
今回は理子から持ち込まれた任務で、イ・ウーのナンバー2のブラドの館からリュパン家の秘宝を盗み出すという展開。理子の過去だったりなんだったりが色々明らかになるわけなんですがね。正直読んでから結構間を空けてしまったので細かいことを覚えていないんですよねぇ。アリア、キンジ、理子が連携してブラドを倒しました〜っていう大まかな流れくらいですかね本筋で覚えてるのは。ナンバー2とか言っておきながらしっかり攻略用の弱点まで用意されているあたり、いかにも3巻で出てくるようなボスだなぁと。
まぁね、アリアと理子のライバル関係とかあったりしましたが正直今回は本筋とかどうでもいいんですよ。今回最も重要なのは最後のエピローグ4ページ。兄さんキタ!!来ましたよ、遂にキンジの兄さんが!私がこの作品に興味を持った一番の要因である女装キャラ登場です。この作品において女装という要素が大して重要ではないことは重々承知していますが、それでもこぶいち先生のイラストで大真面目な女装キャラが出てきてくれるというだけで、私にとっては既刊を大人買いする価値があるんですよ。
それに加えて、前回登場したジャンヌが少ない出番ながらも中々いい味を出しているのが予想外の収穫ですかね。だいぶ狙ってる扱いではありますが、素直に可愛いと思って作者の思惑通り流されていくのが吉でしょう。こんなところで抗ってもしょうがない、うんジャンヌ可愛い。
といった感じで3巻にしてもう正直イ・ウーとの手に汗握るバトルとかどうでもよくなってきました。ストーリーはキャラクターの味付け程度の役割と判断して、キャラクターの魅力を存分に堪能することに注力したいと思います。それでこそMFJですよ。兄さんの出番が現在の既刊11巻まででどれほどあるのかはまだ分かりませんが、たくさん出番があることを期待して読み進めていこうと思います。